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みんなの「アート」ブログ


天才たち

2012/03/01 09:40
 中村正義展は4月1日まで練馬区美術館で開催中です。死後、公的な美術館での彼の大規模な作品展は、もとになった名古屋市美術館のものとひっくるめれば最初のものです。これは彼の作品が日展などの力で画壇から排斥されていたからです。何でも思うように描ける天才が、全く自由な境地で描きたいように描いたらどういうことになるのかと言うことを見るのに良い機会です。
 天才と言うことでは、近代美術館で開催中のジャクソン・ポロック展も必見です。一部の作品だけ見てきた者には、ただ適当に振り撒いたとしか思えない彼独特のポウリング絵画にも、彼の初期の作品に表れている独自の個性的な空間感覚がバックボーンとして通っていることがわかります。決して良い加減な振り撒きではなく、厳しい造形感覚に支えられた作品群です。
 正義は病苦にさいなまれて52歳で逝き、ポロックはアル中の果てに自殺を疑われる交通事故で、44年間の生の幕を閉じました。このような鋭い感覚の持ち主たちにとっては、日々の生と制作とはどのようなものだったのかと思わずにはおれません。
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中村正義展、村山槐多展

2011/12/23 09:58
中村正義は天才と言われながら日展を飛び出して反日展の東京展を主宰した人。ピカソのように絶えず自分の殻を破って新しい表現に挑んだ人。生身の自分をさらした激しい表現をした人。
村山槐多は知る人ぞ知るの夭折の天才画家。ややはりただひたすら自分のロマンを追及した人。
明日日帰りで、名古屋市美術館で中村展を岡崎市美術館で村山展を見てきます。中村展は2月に練馬区美術館に回ってきますがいくらか規模が縮小されるようです。
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盗作、オリジナリティーの問題

2006/06/06 10:17
 たまたま和田某とかいう方が話題を提供してくれて、どこまでが盗作でどこからオリジナルかと言ったことが問題になっています。これは先に書いた創造性と係わる大事な問題です。
 今回の盗作騒ぎでは、重ね合わせると殆どぴったり重なり合うくらいの形体、構図、配色まで似ていると言うことで、文化庁の受賞取り消し理由の「盗作と疑われても仕方がない」と言う公式見解がいかにも生ぬるく聞こえるくらいで、この画家をこれまで支持してきた画商や評論家や大学や文化庁の関係者などの見識も疑われかねない状況です。
 不思議なのはこれだけ似ていることが暴露された状況においても、画家自身が「色の使い方などが違うから、私のはオリジナルである」と主張し続けていることです。この画家のオリジナリティーについての見識がまことに幼稚であることを裏付けているだけととればそれまでですが、この程度のアーティストやその取り巻きが案外たくさんいるのではないかという不気味な不安を感じさせてくれます。以前院展でその技巧の派手さを売り物にした若手が、さる著名作家の動物写真の形をそのまま使ったと言うことで弾劾され、しばらく鳴りを潜めていましたが、今では既に返り咲いて結構人気作家になっているようですし。
 もともとこの国の「画壇」とか言う世界では技術偏重の傾向がありました。「うまくきれいにそっくり」に描ける画家が持ち上げられる。その場合過去の有名作家と比較され、それらと何らかの共通点がある方が評価が高いと言うのです。裏返せば評論家や画商の多くに本当のオリジナリティーを見分け見出すだけの力が無くて、過去の作品との比較でしか作品の価値を判断できないと言う状況があるのではないでしょうか。
 もともと日本の近代絵画はその成長過程において西洋の潮流を吸収することに急で、剽窃に近い作品が幅をきかしていた時期が長くありまして、未だにそこから脱し切れていないのです。藤田の再評価などもそれらの流れと無縁ではないでしょう。そこであちこちで行われているコンテストなどでも、どこかで以前見たような作品ばかりが受賞作に選ばれると言うことになっていて、なかなかこれこそオリジナリティーのあると言える作家が日の目を見てこない。
 技術偏重で肝心のオリジナリティーとリアリティーの価値が見落とされがちの状況が、この国の画壇には根強くあるということです。その底には鑑賞者や作品の購買層の見識の低さもあるでしょう。このような背景から、今回の事件も起こるべくして起こったと言えましょう。
 自分の楽しみのために描いている人や、勉強中の人ならいくら人まねをしても良いでしょうが、しかしひとたび自分独自の作品として世に問うときには、自分の作品のオリジナリティーの存在を明らかにして発表すべきです。
 先に、創造することとは、これまでには無かった新たな空間を作り出すことであると書きました。しかしそれはまた、見る人にとってリアリティーを持つ意味のある空間として受け入れられなければ価値が表れ無いのです。作家たるもの「オリジナリティーつまり新たな空間の創造とリアリティーの確立」、この二つのためにこそ心血を注がねばならないのです。
 新たな空間の創造とは新たな構図の創造が基本です。この点で今回の剽窃者の作品は如何に絵の具の塗り方がうまくても、価値の無い駄作または単なる習作あるいは模写に過ぎないと断じるべきなのです。
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創造行為としての絵画

2006/04/10 08:57
 壁掛けの装飾デザインとして描く絵画もあるでしょうが、古今の名作絵画は皆創造の作品でした。創造行為であることがアートの条件です。厳密に言うと無から有を作り出すことですから、創造の行為は天地を創造した神様にしか出来ません。神様を自然に置き換えても良いでしょうが、そういう意味での人間に出来る創造行為は子供を生んで育てることくらいかなと思います。
 絵画においては、無から有を作り出すというわけには行きません。出来るのは無意味を変じて意味のあるものにすることです。ただの白いキャンバスはどうでも良い無意味なただの空間です。これに色と形を描きこむことで、見るものにとって意味のある空間に変えるのが絵画における創造行為です。それもありきたりのではなく、今まで見てことのないような新鮮なあるいは衝撃的な空間を作り出すことが本当の創造でしょう。
 ただ良い加減に色をぬたくっても見るものにとって意味のある空間にはなってくれません。見るものに迫る「何か」が現れてこなければなりません。その「何か」のことを「リアリティ」と言います。迫真力や存在感や躍動感など画面に命を与えるもののことです。画家は画面にリアリティを与えねばならず、より強いそれを得るために多くの天才たちが悩み苦しんできました。
 その方法としては一つには「そっくりに描く」こともありました。もう一つは「美しく」描くことでした。となると、美しいものをそっくりに描くと言うのが最もよいわけで、美女や花や美しい風景の絵がもてはやされることになりました。そして美しい配色や美しい構図が追及されました。しかし必ずしも美しくないものを描いても、リアリティがあれば良いのではないでしょうか。大体、美しさとはなんなのでしょう。次はリアリティの問題をもう少し深く探って見ます。
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まずは楽しくショッピング

2005/10/18 18:05
 とにかくまず、必要な用具と材料を手に入れなければ始められません。画材屋さんに行って見ましょう。
 初めての方は初めてですといえば、たいていの画材屋さんは相談に乗ってくれて必要なものをそろえてくれるでしょうが、まずは一通りそろった初心者用の油絵セットがあります。中に入っているのは12色か13色の箱入りの油絵の具セットと、ペインティングオイルの小瓶。折り畳みのパレット。それに筆が数本とペインティングナイフかパレットナイフのどちらか一本と油壺。小型の筆洗が含まれているものもある。入れ物の箱は木製か金属製で、スケッチに携帯できるようにベルトが着いたりしている。蓋がパレットになっているのやイーゼルと一体化できるものなどもある。
 とりあえずはこれだけあれば描けます。ただし画材屋さんの店頭ではまず多種類の絵の具のチューブが目を引きます。それに筆や画用油もいろいろと種類がある。早く慣れて自分で必要な絵の具や筆や油などなど選べるようになりたいものです。
 買ってきた箱を開けて新しい道具を見ると気が弾みます。夢が膨らみます。しかしいざ描き始めてみると思うように描けなくてがっかり、気落ちしているところへ面倒な後片付け。というようなことで折角買った道具がそのままお蔵入りというようなことになりませんように。
 ここで多くの方が躓くのは、学生の頃などに使った水彩画の経験に邪魔されるということ。水彩画とは全く違った感覚があるのです。例えば白。水彩では白は紙の色を生かせばよかった。薄い色は水で薄めて塗るだけでよかった。しかし油絵で色を薄めるには一々白を混ぜなければならない。油で薄めて描くおつゆ描きという手もありますが、キャンバスは絵の具も油も吸い込まないし乾かないしムラができやすくて濁ったり汚れたりしがち。
 結局白をあまり使わないために絵が暗っぽくなってしまったり、逆に白を最初から使って全体に白を混ぜ込んでしまってぼやっとして、しまりの無い絵になってしまうことが多いのです。それぞれの色にどのくらい白を混ぜるかもいちいち経験する必要がありますから「水彩に比べてなんて面倒なの」ということになってしまいがち。
 白の使い方に慣れるのが油絵の具の使い方の第一歩になるでしょう。そこで白から絵の具の話を始めましょう。
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画用油2 乾性油、ワニス類

2005/10/15 09:59
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 前にも書きましたとおり乾性油とは、空気中にさらすと酸素を吸収して固まる油です。蒸発と違いますからそのまま残り、体積も減りません。油絵の具の溶媒として用いられており、水彩絵の具などの糊分と同様に絵の具を固める役割を担っています。おかげで油絵の具は乾いても体積が減りませんしタッチや盛り上げがそのままの形で固まってくれます。解き油としては粘り気があり、気温によって左右されますが乾燥には相当の時間が必要です。
 現在一般に使われている乾性油は、リンシードオイル(亜麻仁油)とポピーオイル(芥子実油)です。
 リンシードの方が比較的乾燥が速く、できる皮膜もべとついたりせずしっかりした感じに仕上がります。そのため愛用者が多いのですが、時間が経つと黄色くなってくるのが欠点です。この黄変は光の無いところで進み、明るいところでは薄れますから黄色くなった作品は明るいところに出しておくと直ります。ポピーは黄変が少ないのは良いのですが乾燥が遅くべたつきが残りがちで、塗膜としてもやや弱い感じです。
 絵の具の解き油としては上記のほかに、ベルニ・ア・パンドルなどのワニス類があります。ワニス(ベルニ)は樹脂を揮発性油に溶かしたものですから、乾燥の際に体積が減ります。油そのものの乾燥は早くてつやが出るのですが、絵具に含まれる乾性油のために完全に乾くまでにはやはり一定の時間がかかります。乾いた絵の具の上に透明色を塗り重ねるグレーズ(グラッシ)の技法には、パンドルなどのワニスが用いられます。
 代表的なワニスにはベルニ・ア・タブローやベルニ・ア・ルツーシェがありますが、これは絵の具を溶くためのものではありません。タブローは作品の完成後に画面を埃や傷から守るために全面に塗る保護ワニスで、同時にまた艶出しワニスでもあります。いわゆる画面が風邪を引くなどのためにつやがなくなったりムラが出来たりしたときにこれを上から塗って乾かすと、ガラス質の透明な皮膜が出来て、絵の具を塗ったときそのままの鮮やかな色彩が蘇ります。
 ただしこの作業は作品が完全に乾燥してからで無いと行えません。以前は制作後一年以上置いてから行うべきだと言われていました。近頃は絵の具そのものの乾燥が速くなっているので、それほどはかけなくてすみます。展覧会の前夜や初日に行われるオープニングパーティを、ベルニサージュ(ニス掛け)と言うのはこのためです。
 ルツーシェは制作中に生乾きの画面に吹き付けて、画面の色調を蘇らせるためのワニスです。タブローの代用にもなりますが、塗膜が弱く長持ちしません。
 なお、画用油にはシッカチーフあるいはドライヤーと呼ばれる一群の液があります。絵の具の乾燥を速める速乾剤です。鉛やマンガンやコバルトなどの金属を含んだ油で、乾性油の酸化を促進するのです。以前はこれをあまり使うと絵の具が変色したりすると言われていましたが、最近は技術の進歩もあり、またこれまでの使用例から見ても、その辺の心配はしなくても良いとされてきています。
 液のものがまだ多いのですが、チューブ入りのものも出回ってきています。液のものは油壺の解き油に数的落として混ぜて使うのですが、これですといちいち全ての絵の具に油を混ぜねばならなくなり、全体におつゆ描きの状態になってしまいます。
 私は銀座のある画材屋の特許製品SOSを愛用していますが、これですと絵の具を筆に着けるたびにちょっとそちらに筆を立ち寄らせるだけで効果がでます。大体寒い日でなければ一晩で乾いてくれますから、翌日にはまた新たに上から絵の具を塗り重ねることが出来、無用の混色が避けられて濁りの少ない作品が描けます。
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画用油1ペインティングオイルと揮発性油

2005/10/14 09:36
 個々の絵の具の解説に入る前に、溶剤としての油について書いておきます。
 例えばペインティングオイルと言う解油があって、使いやすい油だから多くの方が使っています。
しかしこれを使うと固まるときに体積が減って、絵の具の表面に細かいしわが出来たりします。なぜならこの油には乾性油等と共に揮発性油が半分くらい入っているのです。
 この揮発性油と言うのは、水やアルコールのように蒸発して後に何も残さない油のことです。
 一般的に使われているのは、松脂から取った独特の強い芳香を持ったテレピン油と、石油の灯油を精製したペトロールです。この種の油は水のようにさらさらしていて粘り気が無いので、これらで絵の具を溶くと水彩画のように筆が滑らかに動きます。乾きも早いのですが絵の具に含まれている乾性油のために完全に固まるまでにはやはり一定の時間がかかります。
 画面の仕上がりも水彩画のように粘り気のないさらっとしてものになり、つやは無く盛り上げは出来ませんから、それだけでも使えますが一般的には乾性油と適当に混ぜてその粘り気をコントロールするために用いられます。はじめはこれを多くし、描き進むにしたがってだんだん乾性油を多くしていくのがよいと言われています。
 このよな解油の混合の面倒を省いてくれるのがペインティングオイルで、乾性油と揮発性油のほかに艶出し用のワニス(パンドル)や乾燥を速める速乾剤(シッカチーフ)などを適当量混ぜた混合油です。大変便利な油ではありますがこればかり使っていると本当の油絵の醍醐味である盛り上げやタッチを生かす面白さなどを十分に味わうことができず、仕上がりもマチエル(絵肌)の弱いものになります。ですから本格的に油絵に取り組む多くの画家たちは乾性油を主に使っている人が多いのです。
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絵の具と言うもの

2005/10/12 18:19
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 今では絵の具はチューブに入っていて、店で売っているものを買ってきて使えばよいのだから簡単でよいのですが、19世紀の半ば近くまでは画家が一々絵の具を作って描かねばならなかったのでした。今でも日本画家は粉の絵の具(岩彩)を膠で溶いて使っています。膠は固形のものを煮て溶かさねばなりませんし、絵の具をムラ無く滑らかにぬれるように溶くにはそれなりに経験をつまねばなりません。
 便利になったのはよいけれど、私たちはそのために絵の具や溶剤の性質について知る機会が少なくなってしまったりして、肝心の絵の具のありがたみにも気付くことがなくなってしまったのではないでしょうか。絵の具の性質を良く知らねば、自由自在に絵の具を使うことも出来ず、美しい絵も描けません。そこでまず、絵の具と言うものはどういうものかということについて、あらまし書いておきたいと思います。
 先に書いたように日本画では粉の絵の具を使います。このような色の粉のことを顔料と言います。つまり色の粉で一定の大きさの粒子を顔料と言うのです。もっと粒子が小さくなって繊維などの細胞の中まで入り込むようなものは染料と言います。
 顔料は染料と違い洗えば落ちる色の粉です。昔は天然の岩や土や動植物から精製して使いましたが、今は科学的な合成技術によって作られているものが多くなっていて、おかげで比較的安価に手に入れることが出来るようになっています。
 とはいえ、あらゆる色相(虹に見られるような色の無限の種類)の顔料を作ることは出来ません。天然にしろ合成にしろ、たまたま存在する素材から美しくて堅牢(丈夫で長持ち)な物を選んでいるのですから、それぞれに個性があり使い勝手が違います。その一つ一つの個性を熟知し生かして使うのが優れた色彩画家なのです。
 顔料はただの粉ですから、それだけでは固まることも紙やキャンバスなどの上に固着することも出来ません。そこで溶媒と言う固着剤が必要になります。固着剤は糊のよなものなら良いわけですが、腐ったりかびたりしてはいけません。そこで古来いろいろな技法が用いられてきました。例えばテンペラ画。顔料を卵の黄身などで溶いて描くのですが、腐敗を防ぐために青酸カリなどを入れたりしたものです。
 余談ですが、第二次大戦直後の大量殺人事件として知られている帝銀事件で、犯人として逮捕された平沢被告がテンペラ画家であったことから、青酸カリの入手が容易であったことが決め手の一つになったといわれています。
 またルネッサンス頃まで頻繁に使われ、有名なミケランジェロの壁画や天井画にも使われたフレスコ画の技術は、壁などに塗った漆喰(石膏に似たモルタル)が炭酸ガスを吸収して固まるさいに、表面に塗られた顔料を取り込んでしまって落ちなくする性質を生かしたもので、漆喰を塗って固まるまでの一定時間内に全て描き終えねばならないと言う厄介な技術でした。
 ですから水彩画の技術も案外新しいのです。19世紀科学技術の進歩で効果的な防腐剤が手に入るようになって、やっと用いられるようになりました。その溶媒はアラビアゴムなどの水溶性の糊で、それに腐ったりかびたりしないように防腐剤などを加えてあります。
 アクリル絵の具は20世紀も半ば近くにアメリカで発明されたもので、アクリルエマルジョンと言うプラスチックの原料の水溶性の糊を使います。これは水で溶くことが出来ますが一旦固まるとアクリルの皮膜を形成して水に溶けなくなります。
 水彩もアクリルも糊を水で溶いて使っていますので、乾くと水分が蒸発して体積が減ります。
 さて油絵の具の溶媒はと言うと、その名の通り油です。しかしてんぷらやサラダに使う油や機械油などとは違います。時間が経つと固まる油で乾性油と言います。これの固まり方は糊などの固まり方とは違います。溶剤が蒸発するのではなくて、空気中の酸素を取り込んで(酸化して)固まるのです。ですから体積は減りません。酸素を取り込むだけ重くなります。
 油絵の具はいろいろの色の顔料を乾性油で練ったものです。ここから油絵の具の特性が現れます。
 
 
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油絵の魅力とは

2005/10/09 09:37
・におい?
案外ここに魅力を感じている人って多いのではないですか。美術館やギャラリーに入るとまず迫ってくる独特の油絵のにおいってありますよね。
好きな人も多いのですが嫌いな人もいて、油絵を描くとなると、家族などから文句が出るのもまずこの辺りからではないですか。絵の具と言うよりも油のにおいが結構強いのですよ。油絵を始めるときはにおいの対策も必要です。
・丈夫で長持ち
水彩画などは美術館でも照明を暗くしたりして保護に苦労していますし、アクリルはまだ歴史が浅すぎてどこまで長持ちするのか確認が出来ていませんが、油絵は既に600年以上の歴史があって時間や環境による変色や褪色をあまり気にする必要がありません。
ただし解き油の性質によっては黄変することがありますし絵の具の混ぜ方によっては化学変化を起こして黒くなったりします。
・厚塗りのがっちりしたマチエール(絵肌)
あのゴッホなどの独特のタッチやルオーなどの厚塗りなどなど、油絵には独特の重厚なマチエールがあります。
水で溶く水彩やアクリル絵の具は水分が蒸発して残った糊分が絵の具を固まらせるのですから、体積が減り色の調子も変わりますが、油絵の具は塗ったときと乾いたときで体積の変化が殆どありません。つまりタッチや盛り上げの形がそのまま立体的に残ります。これこそ油絵独自の特徴といえましょう。
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油絵のすすめ1

2005/10/08 09:08
行きつけの画材屋さんが近頃油絵の具の売り上げが減ってしまったと嘆いていました。無理も無いですよね。アクリルなどの、より安直に使える画材が出回って、その上に準備やあとかたずけが簡単でお金もかからないし、作品の収納にも場所をとらない水彩画がお手軽だと言うことでブームを呼んでいるのですから。でも待ってくださいよ実際やってみればわかりますけど、お手軽のようでいて実は透明水彩ほど難しい技術も無いのではないですか。よほど計画的に筆を運ばないと失敗しますよ。それに比べたら、いくらでも塗りなおしの出来る油絵の方がよほど簡単なのではないですか。アクリルだって油や水彩に慣れたものから見ると、ずいぶん使いにくい厄介な代物ですぞ。発色も一番鮮やかで強いし長持ちするし、盛り上げやタッチを生かすことも出来るし・・・・・・こんな油彩画について時々思いつくままに書いていって見ます。よろしく。
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