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zoom RSS テーマ「絵画」のブログ記事

みんなの「絵画」ブログ


− タイトルなし −

2014/08/28 08:31
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お待たせしました。「市民のための美術入門3 油絵のすすめ」は9月3日に出版されます。私の下には8月末に入荷しますので、お申込みいただけば送料込2000円でお送りいたします。支払方法は添付します。
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市民のための美術入門3油絵のすすめ

2014/07/19 17:50
私の体調が良くなかったせいもあって、校正に手間取っています。出版は8月になるようです。
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− タイトルなし −

2014/02/20 09:38
 一年おきに開催してきた個展。今回は東京都美術館で開催の行動美術Tokyo展(入場無料)の個展スペースを利用させていただきます。2月23日(日)から28日(金)までで、午前9時30分から午後5時まで、最終日は2時終了です。一階第4室の半分に200号2点150号2点など100号以上の抽象表現作品を12点と具象の油彩スケッチを3点並べます。私は会場に毎日午後2時から4時までいる予定です。よろしくお願いいたします
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出版

2013/07/04 08:37
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 市民のための美術入門は「1、デッサンのすすめ」と「2、抽象絵画のすすめ」の2冊の改訂版が出版されました。出版社は美術年鑑社で一冊2000円です。
 次いで3として「油絵のすすめ」の出版の準備に入っています。内容はこのブログのものに基づいていますが、「作品の発表」つまり展覧会について、と絵画全般についての「思いつくままに」などを加えてあります。改訂版と異なり新規の出版ですので少し時間がかかるかと思いますが、今年中には出版できるのではないかと思います。
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出版

2012/10/19 09:18
>10年前に出版したが出版社倒産で絶版になっていた拙著「市民のための美術入門1 デッサンのすすめ」の改訂版が間もなく出版されます。出版社は美術年鑑社で、定価は2000円。
 書店配本より早く明日には私の手元に来ますのでご注文いただければ、送料込2000円でお送りします。申し込み方法は私のホームページの掲示板を見てください。
 続いて「同2 抽象絵画のすすめ」と「同3 油絵のすすめ」も出版の予定です。
よろしく。
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原発

2011/06/17 08:56
 原発の怖さがわかってきて頭を離れません。幸い反原発の国民運動の核が現れたようです。この問題で意思表示をしたい方は是非「さようなら原発1000万人アクション」で検索してホームページにアクセスしてみてください。署名活動と50000人集会(9月19日明治公園)。原水禁が主体ですが呼びかけ人には大江健三郎や坂本龍一、澤地久枝、瀬戸内寂聴、落合恵子、鎌田慧などが名を連ねています。
 目下制作中の150号の抽象作品の題名に「メルトダウン」を考えています。メルトダウンしたからには、もうその容器を開けることもできずにそのまま半永久的に保存するしかない。長い年月の間には再び放射能漏れを起こす可能性は高い。考えて見ると本当に恐ろしい状況です。
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こんな時代だから

2011/06/02 09:28
 大きな災害に見舞われ、原発事故の不安が重なり、心の内が揺れるような毎日です。こんな時にのうのうと絵など描いてて良いのかとさえ思います。
 しかしこんな時だからこそ描くべき絵があるのではないかとも思います。心の内面に変化が起きれば色彩や形態の好みが時に大きく時に微妙に変化します。それをそのまま正直に作品に投影していけば、その時期にしか描けない絵が描けるはずです。
 絵画は表現です。能力を表現するだけではなく、心のうちの変化をも表現できるのです。写生はあまりこのような表現には向きません。もっと自由な表現的なあるいは抽象表現などの絵画の方が向いています。ゴッホに始まる表現主義的な絵画やシュールリアリズムなどの流れがあります。鉄の時代に起きたキュービズムもその時代の表現といえましょうし、その流れの先に生まれた抽象絵画は純粋な表現性の発露でしょう。
 自分の殻にこもらずに、このような時代だからこそできる表現性へのチャレンジを試みてみてはいかがでしょうか。
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久しぶりの夫婦展

2010/12/05 08:42
 今日、12月5日から12日(日)まで、西武新宿線小平駅南口から南西歩2分のシラヤアートスペースで家内との二人展を開催します。広くて明るい会場です。抽象表現の50号から200号までの16点と、風景やヌードなどの油絵小品13点を並べます。スケッチブックややデッサンのファイルも置きます。家内は60号までの日本画と水彩を19点です。彼女も女子美で片岡球子から日本画を習い、卒業後は中村正義や近藤孔明、佐藤多持といった異色の日本画家の指導を仰いで来ていますから、日本画や水彩と言っても綺麗ごとのそれではありません。共に暮らして共に描きながらこれだけ異なった様式を持つ夫婦画家というのも異色の存在ではないかと思っています。
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五月の海

2010/06/12 09:37
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 毎年この時期に写生会を行っている。今回は犬吠碕。太平洋に突き出した岬の上の灯台が、多くの画家に描かれてきたところ。ネットで見つけた民宿に2泊。参加者は9人。この民宿が家族的なサービスで、また食事の豪華さで良かった。銚子電鉄犬吠駅前にある。一泊7000円くらいで良くここまでと思う。過当競争ではないのかな。
 幸い3日とも好天。メンバーそれぞれで、外川の漁港や灯台周辺や長崎方面など思い思いに描いた。夜は夕食に一杯機嫌で、お互いの絵を見て語り合う会。和やかに過ごした。
 私はここには既に数回来ているのだが、そのたびに描く場所が決まっていて、海岸のホテルの前に突き出した岩の上。結局そこで午前と午後の二枚、殆ど同じ構図で岬と灯台の油絵(P10)を描いた。初日の午後と二日目の午後に描いた方は満潮で、午前2回で描いた2枚目は干潮。潮の満ち干で渚の様相が全く変わってしまうのには驚かされ、対応に困らされもした。
 いずれにしても、ほどよい潮風になぶられながら潮騒の音を聞きながら、刻々変わる海と岩を相手に描くことはまことに楽しい。とはいえ一筆毎に何らかの工夫が必要で、色調、遠近感、(空間と空気の感じ)陽光の変化、それぞれに難問だった。
 二日目の朝は水平線上に雲があって日の出は大幅に遅れたが、三日目の朝は見事に紫の水平線上からしずしずと赤い円盤が昇ってくれた。二回の朝飯前の一稼ぎで、2枚の大判のスケッチもできた。
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日展

2009/12/13 09:15
 今国立新美術館で開催中で、多くの観客で賑わっています。私は暫く見ていません。以前は日本画くらいは覗いてみていたのですが。なぜなら殆どの作品に個性も独創性も表現意欲も感じられないからです。
 あるのは「きれいなものを如何にきれいに描いて見せるか」の技術だけ。きれいなものをきれいに描けば、誰にでも判りやすいきれいな作品が出来るのは当たり前。それでは、絵というよりも壁掛け装飾デザインと呼ぶべきものではないかと私は思っています。
 もう100年も前に始まって既に古典的な考え方になっているはずの抽象絵画やシュールリアリズムの傾向すら、一切認めようとしない旧套墨守のあのような展覧会が、未だにこの国の代表的な展覧会として国立美術館の企画展示室を除く10室全部を使い6週間にわたって開催されていることは、国際的な視野から見ればこの国の美術界の後進性を明らかに示しているようで恥ずかしくさえ感じます。
 私はこのブログでもお分かりいただけるように、具象描写の絵画の価値も大いに認める者ですが、絵画は表現であるという現代美術の常識に与するものです。絵画は描きたいものを描きたいように描くことで、みずからの内なる感動を表現するものだと思っています。だとすればこの国を代表する展覧会なら、そこには多様な表現様式の作品があって良いはずで、アブストもシュールもあって良いはずですし、もっと先鋭的なコンテンポラリーアートの作品だってあっても良いはずです。
 日展の、特に洋画部門の作品は売り絵展であり、あるいは売るための看板の展覧会ではないかなと思います。そんな展覧会に国立美術館をほしいままに使わせている、この国の文化行政の無定見に腹が立ちます。
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タイトル 日 時
花の季節
 これからしばらく、色とりどりの花が咲き乱れて、目を楽しませてくれます。  ただ見るだけでなくこれを描いてみましょう。描ためには深く観察せねばならず、その過程で多くの発見があり、見る喜びも倍加するでしょう。  花の美しさがどこから生まれるのかが問題です。まず目を引くのは色彩に美しさでしょうが、シンメトリーやリピート(繰り返し)などの要素で緊密にまとまった形の美しさもあります。それに花弁の薄さや柔らかさの微妙な触感。いずれをも生かすように描くのはなかなかの大事業です。  光の当て方や見る角度... ...続きを見る

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2009/04/05 09:53
和田義彦
 今日の夕刊(朝日)を見ていてオヤッと思った。見たような名前の画家の個展の広告が結構目立つ位置に掲載されていたからだ。それも銀座きっての大きな画廊、セントラル美術館を借り切っての興行だ。  はてと考えてみてすぐ思い出した。このブログの二つ前に剽窃者として紹介した人だった。2006年の6月6日のブログだからまだ2年と5ヶ月しか経っていない。もうはやほとぼりが冷めたとでも思ったのだろうか。  ところで、セントラル美術館を借り切ればウン100万円の借館料がかかる。この人それほどの金持ちだったのだろ... ...続きを見る

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2008/11/12 18:32
2008年
2008年  いかがでしょうか。このブログ、皆様のお役に立っているでしょうか。油絵の楽しさ面白さを知ってもらいたいと思う、私の気持ちは届いているでしょうか。  また一年が過ぎ、新しい年を迎えます。絵画の世界は誰にでも入れますが、奥は果てしなく深くて際限がありません。一歩一歩進歩を求め、新しい表現世界の広がることを願って進みましょう。  思うように行かないことも多々ありましょうが、とにかく、この世界に入れたことは幸せなことだと思います。続けていれば道は必ず開けるはずですし、その先には数々の古今東西の天才達... ...続きを見る

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2007/12/31 09:46
盗作、オリジナリティーの問題
 たまたま和田某とかいう方が話題を提供してくれて、どこまでが盗作でどこからオリジナルかと言ったことが問題になっています。これは先に書いた創造性と係わる大事な問題です。  今回の盗作騒ぎでは、重ね合わせると殆どぴったり重なり合うくらいの形体、構図、配色まで似ていると言うことで、文化庁の受賞取り消し理由の「盗作と疑われても仕方がない」と言う公式見解がいかにも生ぬるく聞こえるくらいで、この画家をこれまで支持してきた画商や評論家や大学や文化庁の関係者などの見識も疑われかねない状況です。  不思議なの... ...続きを見る

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2006/06/06 10:17
創造行為としての絵画
 壁掛けの装飾デザインとして描く絵画もあるでしょうが、古今の名作絵画は皆創造の作品でした。創造行為であることがアートの条件です。厳密に言うと無から有を作り出すことですから、創造の行為は天地を創造した神様にしか出来ません。神様を自然に置き換えても良いでしょうが、そういう意味での人間に出来る創造行為は子供を生んで育てることくらいかなと思います。  絵画においては、無から有を作り出すというわけには行きません。出来るのは無意味を変じて意味のあるものにすることです。ただの白いキャンバスはどうでも良い無意... ...続きを見る

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2006/04/10 08:57
絵画は表現です。
絵画は表現です。  表現って何だと言われると困りますが、代表的なものは言葉や文章そして身振り手振り。自分の気持ちを人に伝えようとして形に表したもの。  抽象表現主義の絵画ならいざ知らず、花や果物や山や木々を描いたような絵でもが、何で表現になるのかと言うと、モチーフの選択や描き方や構図の作り方や色彩の選び方が作者のハートと切っても切れない関係にあるからですね。自分の気に入ったモチーフを自分の気の赴くままに描けば何を描こうとも自然に作者のハートの表現になってしまうのだということ。だから人まねや写真真似で描いたも... ...続きを見る

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2006/03/29 09:50
汎美展
汎美展  絵画は基本的に感動の表現です。表現である以上発表して他人の眼に触れさせなければなりません。発表の機会としては個展やグループ展があり、公募展も一つの選択肢です。その一つとしてこの汎美展(はんびてん)を紹介しておきます。  会場は上野の東京都美術館。会期は3月13日から24日まで。午前9時から午後4時半までですが初日は午後1時からで最終日は午後2時までです。  この展覧会は他の公募展とはちょっと違った特色を持っています。 1、審査の無い公募推薦性です。会員の推薦によるのが原則ですが、一般応募... ...続きを見る

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2006/02/28 09:20
さて
さて  ここまで書いてきて、この先どうするべきか迷っています。別のブログ「デッサンのすすめ」を始めてしまったこともあります。油絵については必要なことは一通り書いてしまったのではないかなと思います。油絵から逸れて構図について書きました。ならば配色についてでも書くべきでしょうか。それとも根本的な絵画とは何かと言った方面へ手を伸ばしましょうか。表現性とかリアリティーに関してとか、あるいは具体的な作品の発表の問題とか。  いずれにして問題がややこしくて簡単には手が出せません。しばらくお休みにして考えをまとめ... ...続きを見る

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2006/02/11 10:07
動感(ムーブマン)
 画面をまとめる要素としてはもう一つ、この動感があります。形態はその配置や組み合わせによって、しばしば流動感回転感、集中間や拡散感などの運動感覚を表します。  平行線には潜在的に流動感があり、ちょっとした暗示的な操作で表出します。鋭角にも同様な傾向があり尖頂方向に向かう動きをもちます。円や渦巻き型などは回転感を持ちやすく、逆三角形などは転倒の感覚を持っています。  これらの形態を大きく取り入れた画面は、その動感によって支配されまとまった空間になります。  動感に似たものとしてリズム感があり... ...続きを見る

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2006/01/30 09:02
まとめる力を持つ形
円のように画面をまとめる力を持つ形として、先に挙げた集中線や平行線のほかに、直角に交わる線や正方形や長方形、正三角形、二等辺三角形などがあります。 正方形や長方形等も含めて直角の組み合わせはきちんとした秩序感を示します。特に水平線と垂直線によって作られた構図は秩序間と安定感の代表的な空間です。例えば小津安二郎の映画にはこの構図がしばしば登場して独特の雰囲気を作り出しています。 底面を水平にした正三角形はレオナルド・ダ・ヴィンチが言ったようにそして構図の骨組みとして愛用したように、もっとも堅固... ...続きを見る

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2006/01/26 09:51
円はそれだけで完結した形です。求心力や遠心力もあり画面の中心になる形です。画面の中にこれが一つ現われるとそれだけでそこを中心にまとまってしまうくらいの影響力の強い形です。子供が落書きにお日様や丸い顔などをを描き込みたがるのはこのためです。それだけに、この形に近いものを画面に入れるときには十分の配慮が必要になります。複数が現われる場合はそれらの配置に工夫が必要です。セザンヌのりんご、ゴッホの向日葵や太陽などなど円の配置で構図を作りそこから生じるリズム感で強い印象を生み出している作品は多いのです。2... ...続きを見る

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2006/01/25 09:06
平行線と集中線
 リピートの一つの形として、平行線があります。一本の線より平行の2本の線の方が発言力が強く、線に沿った方向の動感も強まります。その本数が増えれば更に視覚に訴える力が強まります。   平行線は繰り返しの面白さであると共に、線に沿った流れの感じを生み出します。また平行線で占められた面は一定の平面として認識されますから、いくつか組み合わせたりすると複雑な空間感覚を生じさせます。  平行な曲線は成長や進行などの有機的な運動感を持ち、動植物的な生命感を表すことになります。  いずれにしても平行線は構... ...続きを見る

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2006/01/23 09:57
リピート(Repeat)
 画面をまとめるやり方としてもう一つ一般的によく使われているのが、同じパターンの繰り返し(リピート)です。  四方連続模様などがそれで、着物の地模様や、壁紙や包み紙の模様などにも広く使われていて、広い面積の空間でもまとめてしまいます。基本になるパターンをきめて画面全体にそれを繰り返し配置していけばよいのですが、そこに大きさや間隔や角度などの変化を付け加えていくと視覚的なリズム感を生み出すことが出来、運動感や流動感をも生み出すことも出来ます。  シンメトリー(左右対称)もこれの一種と考えれば、... ...続きを見る

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2006/01/22 10:37
バランス(平衡)
バランス(平衡)  絵画に限らず、デザインや写真や映像でも手紙などの文字の配置にしても、バランスが取れているかどうかで見栄えが全く違います。これがうまく出来なくては視覚表現のプロにはなれません。  基本的にはシーソーを頭に描いて見て頂けばよいのです。その両端に大きさや重さの違うものを乗っけてみてバランスをどうやって保つかを考えればよいのです。それを画面の中で実際にやっていくわけです。  画面の中に配置する形態や色彩がバランスよく配置されることが望ましく、アンバランスな配置はリアリティを感じさせず、見る人に不快... ...続きを見る

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2006/01/20 10:05
プロポーション
プロポーション  前項の垂直線や水平線のような強い形をどの位置に持って来ればよいのかは、基本的に直感的な判断でよいのですが、ギリシャ時代から始まっている黄金分割の考え方を使って、画面を分割する位置としてそれらの強い形の配置を決めるやり方もあります。古くはレオナルド・ダ・ヴィンチ等のルネッサンスの画家たちから、近代現代のセザンヌやキュービズムの画家たちもこれに従って構図を組み立てています。  最も簡単なのは1:1の比例関係で、例えば画面の一方の端から画面一杯に正方形を描いてみてそれによって画面を分割するやり方で... ...続きを見る

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2006/01/18 09:40
垂直線と水平線
垂直線と水平線  例えば一本の電柱が漠然とした風景にまとまりを与えたり、静物画でもワインのビンが構図の中心になったりします。そのように垂直線は画面構成上で発言力の強い形なのです。ですからこの形を持つものの配置には十分気をつける必要があります。  垂直線は骨格の基本線であり構築的な力強い形ですから、街路や杉林や室内などのように何本もある場合などは上下への強い力が生まれ、それだけで構図が作れます。また、この垂直線を少し傾けると動感が生まれます。セザンヌの作品の多くに少し傾いた縦の線がダイナミックな動きを与えていま... ...続きを見る

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2006/01/16 09:47
構図
構図  静物画や人物画では、モチーフをどの辺りにどのくらいの大きさで描けばよいかと言う辺りから構図の問題が始まるのではないでしょうか。周囲の空きの広さの問題であったり、人物の足はどの辺で切ったらよいかなどです。風景画ではまず、両方の手を組み合わせて四角い窓を作ったりして目の前にかざしてみて、広い風景の中から画面に切り取る位置や大きさを探したりします。空や地面はどのくらい入れますか、主要なモチーフはどの辺にどのくらいの大きさで入れましょうか、遠景に対して中景や近景をどう配置するかなどなどです。  一口... ...続きを見る

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2006/01/14 09:38
タッチ・要約・省略・単純化
タッチ・要約・省略・単純化                セザンヌ「サントヴィクトワ-ル山とシャトーノワール」  水彩画でタッチを生かす表現をする画家もいますが、ゴッホやセザンヌのタッチ、ベラスケスやレンブラントやハルスのタッチなどなど、タッチは油絵に特徴的な技法です。  よほど時間をかけて描く細密描法ででもなければ、多かれ少なかれタッチは画面に残さざるを得ず、それが効果的に用いられるかどうかで作品の見栄えも左右されます。  タッチを生かして描くに当たってはモチーフの要約(単純化)が問題になります。微細に変化する色調... ...続きを見る

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2006/01/08 09:38
色を美しく使う
 折角絵の具を使うからには美しく使いたいもの。しかしいざ描いてみると色はすぐ濁って冴えを失ってしまう。どうしたらよいでしょう。先にも書きましたが、絵の具の混合には減算混合と言う性質と言うか宿命とでも言うべき問題点があります。混ぜれば混ぜるほど明度と彩度が下がってくるのです。  赤い絵の具が赤く見えるのは、絵の具の表面が赤い光を跳ね返すからと考えられていますが、実際には白い光の中の、赤の補色の辺りの、つまり青緑の辺りの光を吸収してしまうから赤く見えるのです。赤い絵の具に黄色の絵の具を混ぜると、青... ...続きを見る

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2006/01/03 10:36
固有色とその変調
固有色とその変調           「はるうらら」 F8  図をクリックすれば拡大されます  赤いりんごが赤くて緑の木の葉は緑色、当たり前のことのようだけど、このようなそれぞれのものの固有の色を固有色と言います。  ということは固有色ではない色があるということ。例えば同じ赤いりんごでも、日向のりんごと日陰のりんごの色は違う。どっちも赤いはずなのに、これを同じ赤で描いたらどっちが日向のものでどっちが日陰のものか区別が付かない。だいたい日向のりんごの日の当たっていない部分の色(陰影部分の色)はどうなんだろう。先... ...続きを見る

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2005/12/26 11:39
遠近法
遠近法         岩峰・妙義・午前 風景画を描くときに問題になるのが奥行きの表現、つまり遠いものと近いものの違いの表現です。これがうまく表現できないと、風景画そのものをどう描いて良いやらわからなくなってしまうことにもなりかねません。この表現の仕方を遠近法と言います。  ルネッサンス以来研究されてきたのが透視遠近法あるいは線遠近法と言われるものです。遠いものと近くのものの形の大きさなどの変化を論理的にまとめたもので、今では絵画ばかりでなくアニメやイラストや建築... ...続きを見る

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2005/12/23 10:15
風景画
風景画             秋峰・午後(甲斐駒ケ岳)  風景画は屋内で描く絵画とはまた少し違った準備や問題点がありますので項を別にして書いておきます。  風景画はやはり現場で描きたいもの、現場で描いてこそ得られるものが多いはずのもの、写真の引き写しなどではまことにつまりません。豊かな自然を目前にして、そこから受ける感動をいかにして画面に定着したらよいかと工夫を凝らす数時間は、大変心に貴重な豊かな時間だと思います。  写真や映像と現実の風景のちがいはまず奥行きの存在であり、わずかな視点異動で多... ...続きを見る

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2005/12/22 10:28
続々・さあ描きましょう
5、筆洗器の油は絵の具に混ぜてはいけません。混ざると絵の具が濁ります。基本的には「色が変われば筆を変える」のが油絵のやり方です。  もちろん似た色の場合は同じ筆で描いてかまわないし、場合によってはちょっと布などでぬぐって使えばよいのです。  制作の途中で、どうしても筆を洗わねばならない場合は、布でぬぐってから油壺の油をつけてまた良くぬぐえば大体落ちますから、それで次の色に使います。 6、白の使い方に気をつけましょう。はじめから白を混ぜた色を使うと全体にぼけた感じの絵になります。  初めの... ...続きを見る

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2005/12/21 11:31
続、さあ描きましょう
続、さあ描きましょう 「小春日静物」F3 さてここで困ります。油絵の書き方についてはこれと言って決まった方式があるわけではありません。厚塗り、薄塗り、おつゆ描き、筆で塗るかナイフで塗るか、透明色を多用するか不透明色で描くか、タッチを生かすか殺すかなどなど、プロの絵描きさんや古今の名作を見てもそれぞれまちまちで作者の個性や好みに任せられているのです。  要するに、パレットの上の絵の具と油壺とキャンバスの間を、筆なりナイフなりを往復させながら... ...続きを見る

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2005/12/20 10:15
さあ描きましょう
 用具が一通り揃ったところで、早速描きましょう。モチーフは何にしますか。とりあえず何か身の回りのものを並べた静物でも描きましょうか。それとも鏡を相手に自画像に挑戦しましょうか。実は私が高2の春にはじめて描いた油絵がこの順序でした。  油絵の場合はやはりイーゼル(画架)が欲しいですね。30号くらいまでなら風景画用の折りたたみ式のもので間に合います。画面の高さがモチーフを見て目をそのまま水平移動して見比べられるように調節して、右利きの人ならモチーフの向きの少し右側に立てて、最も画面と見比べやすい位... ...続きを見る

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2005/12/17 09:38
ナイフ
 もともと画用ナイフはパレットの上で顔料と油を混ぜて絵の具を作るための道具でした。既によくこねられたチュウブ入りの絵の具を使う今でも、パレットの上で絵の具を均質に混ぜ合わせるためにも用いられていますが、よほど量の多いときだけではないかともいます。筆と共に絵の具を画面に塗る用具として、またパレットに残った絵の具を除去するとか画面上を均すときなどに主に用いられています。  大型で平らなものはパレットナイフで、パレットの上で絵の具を混ぜたりこねたりするのが主な用途です。これに比べると小型で鏝(こて)... ...続きを見る

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2005/12/16 13:48
パレット
パレット  油絵用のパレットはちょっと独特のしゃれた形をしています。角型のものでも楕円形のものでも、穴とくぼみがあって穴に親指を裏から入れてくぼみを利用して握って、バランスをとりやすいようにとあの形が決まっているのです。プラスチック製もありますが木の板が手に馴染むし感じが良いですね。表面が平らで済むのは水彩のように絵の具が流れたりしないからで、ナイフで絵の具を混ぜるにも障害物がない方が良いからです。  新品の表面は一度画用油を布で塗ってざっと磨いてから使うのが良いとされています。  まずくぼみの上辺り... ...続きを見る

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2005/12/14 09:40
筆を洗う
筆を洗う  水彩などに比べると、後始末の面倒さは油絵の欠点の大きな一つですが、その中でもこの筆洗いは厄介なものです。しかしこれを忘れると、たちまち筆が固まって使い物にならなくなりますし、ちょっといい加減にしても根元から固くなって筆の寿命が大いに縮まってしまいます。そこでこればかりは面倒でも、丁寧にしっかりやらねばなりません。  筆洗器というものがあります。セットによっては携帯用の小型のものが付いていたりしますが、もう少し大きなものを一つは用意しましょう。だいたい金属製のバケツ型で、ふたを開けると中さんが... ...続きを見る

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2005/12/12 18:11
 初心者のセットにも白い固い毛の筆が5本くらい入っているのではないでしょうか。水彩では良い筆なら一本あれば良いということでした。それは使用中に簡単に水で洗えるからです。油絵にも筆洗器はありますが、原則として描き終わってから使うべきもので、制作中は使わないものなのです。筆洗用油は絵の具に混ぜてはいけないのですから。ということで色を変えるたびに筆も変えるのが油絵の原則なのであり、筆の数が何本も必要になるのです。  画材やさんの店頭には丸筆平筆、太さの種類と共に、毛の白いのや茶色いのや黒いのやいろい... ...続きを見る

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2005/12/11 09:41
地塗り
 絵の具やキャンバスなどの画材が一通り揃えば早速描き始めたいところですが、真新しいキャンバスにそのまま描くと、絵の具のノビが悪く描きにくいものです。また、相当厚塗りしても布目が目立って、やや安っぽい感じの仕上がりになります。  そこで「地塗り」と言う下ごしらえが必要になります。。  キャンバスの表面に軽く紙やすりを掛け、地塗り用の絵の具などを、、ペインティングナイフかパレットナイフで布目にすリ混むようにして全面に良く伸ばし、良く乾かします。  市販の地塗り用絵の具にもオーカーとかグレーなど... ...続きを見る

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2005/12/08 16:42
キャンバスを張る
キャンバスを張る  キャンバスを張るにはキャンバス張り器(キャンバスプライヤー)が必要です。それから金槌と専用の釘。くぎ抜きも専用のものがありますが、マイナスのドライバーで代用できます。  まず木枠を組み立てます。四隅の組み込みをきちんと合わせて、木槌でたたいたりして隅がぴったり合うようにします。きちんと角が直角になり、長方形の木枠になるようにしてください。  次にキャンバス布を広げて、その上に木枠を置いて周囲に3〜4センチづつのゆとりをとって、切り取ります。  切り取ったキャンバスの中央に木枠を置いて布の... ...続きを見る

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2005/12/07 10:03
キャンバス
 油絵の具は何にでも着きますので、描画の基材はキャンバスに限りません。昔は木の板に描きました。今でもベニヤ板と言う便利なものがあります。180cmx90cmもあって継ぎ足せば巨大なものも出来ますし、カッターナイフでも切れますから小品も自由です。じかに描きますと木目が残ってしまうので少し厚めに地塗りをしてから描きましょう。8号くらいから上の大きさでは裏の四隅等に角材で裏打ちをしないと反りが出ます。地塗りの代わりに布や紙を貼って描く人もいます。紙に描いてもかまいませんが、油やけを起こしますのでアクリ... ...続きを見る

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2005/12/06 10:40
さてそこで、揃えるべき基本色は?
 以上の三原色に基づいた絵の具探しの中から初心者向きの基本色を、私の個人的な経験に基づく独断と偏見で選ぶとするならば、白はチタニュームホワイト、黒はとりあえず除外、青はフタロシアニン系の青とウルトラマリン、黄色はカドミュームイエローとイエローオーカー、赤はクリムソンレーキとカドミュームレッド、緑はビリジアンのヒュー(オリエンタルグリーン)、茶色はバーントシェンナで、合計9色。12色まで増やすなら、コバルトブルーとカドミュームイエローのライト、それにバーントアンバーかライトレッド。これで、いかがで... ...続きを見る

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2005/12/05 10:04
ムラサキとチャイロ
ムラサキとチャイロ                      ゴーギャン「海岸の二人の女」 紫はあまり自然の中には無い色で、大方の場合青と赤の絵の具の混色で間に合います。ただし前に書いたとおりで、どの赤と青を混ぜてもいくらかはチャイロっぽく濁りますから、鮮やかなアジサイやハナショウブなどの花を描く時などは困ります。唯一つコバルトバイオレットという鮮やかな紫の絵の具がありますが、高価な上に半透明色で着色力が弱く有毒でもあり、あまり使いやすい色ではありません。近頃ジオキサイジン系の紫が出回ってきておりこれは比較的... ...続きを見る

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2005/12/04 15:20
ダイダイ、ミドリ
 ダイダイ色については、すでに赤の項で朱色に触れてますので、ここではパーマネント系やカドミューム系やクローム系にカドミュームレッドオレンジと言った名の絵の具がいくつかあることを指摘するにとどめます。花や果物の色などを鮮やかに描きたいときには欲しくなる色です。またひとのはだいろや秋の紅葉、春の新緑などのニュアンス(微妙な変化)を表現したいときにもあると便利です。  気をつけなければならないのは、赤口のジョンブリアンやネープルすイエローなどのいわゆる肌色の絵の具で、それぞれに美しい色ですが、これら... ...続きを見る

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2005/11/29 10:11
反三原色?
反三原色?                      クリムト「アデーレ・ボッホ・バウアー」  以上で三原色の絵の具について書きました。 さて色相環で三原色のそれぞれの間に現れる色はアンチ(反)三原色とでも言うべきではないかと思います。だいぶ前のことですがさる知事選挙で対立する2候補の一方が青をシンボルマークに使い、赤や黄をポスターなどに使っていまして、もう一方がオレンジ色をシンボルマークにしてそれに緑や紫を配しておりましたが、見事に対照的な感じが表されてい興味を覚えたことがありました。一方が明快軽快で... ...続きを見る

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2005/11/27 09:56
赤 マチス「ルーマニアのブラウス」  赤の絵の具にも多くの種類がありますが、透明色と不透明色が割りにはっきり分かれていますので必要に応じて使い分けましょう。  殆どの赤には黄味が含まれていて、コバルトブルーなどを混ぜてもやや茶色っぽく濁った紫しか作れません。そこで黄味の少ない赤ということで選べば比較的少ないのはクリムソンレーキ辺りではないでしょうか。透明色でチューブから出したときや厚塗りでは黒ずんで見えますが白い下地の上に薄めに塗れば鮮やかな紅色になります。白を混ぜてできるピンク色も鮮やかです... ...続きを見る

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2005/11/24 11:31
黄色
黄色  初心者用のセットに入っている黄色の絵の具はパーマネントイエローが多いようですが、この絵の具は安価で安定していて鮮やかな色であり、オレンジや黄緑などの仲間も持っていて都合が良いのでしょうが、半透明の絵の具で比較的に着色力も弱く、あまり使いやすい絵の具ではありません。  ひまわりの花びらをはっきり黄色に塗りたいとか緑に混ぜて明るい黄緑を作りたいと言うようなときには、もっと不透明で着色力の強い絵の具が欲しくなります。  ゴッホが太陽の光の色として好んで使ったのはクロームイエローでした。この絵の具... ...続きを見る

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2005/11/21 09:16
まず青の絵の具から
 一般向けの水彩絵の具のセットに入っている青はコバルトブルーでしょう。この絵の具は三原色の青から見るとやや紫味のかかった鮮やかな青です。白を加えれば輝くような空色になり、真夏の青空の色などには欠かせない色です。  不透明色のように見えますが半透明色で、着色力は案外弱くて混色では他の色に負けてしまう色ですが、影の部分にちょっと青みを加えたいようなときには役に立つ色です。  初心者用セットにはコバルトと共にプルッシアンブルーかウルトラマリンが入っているでしょう。プルッシアンブルーは鉄の酸化物から... ...続きを見る

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2005/11/18 10:23
三原色から
三原色から  先に示した色相環の中の赤と黄色と青を三原色と呼びます。この三つの色があれば全ての色を作り出すことができるといいうことです。  ためしに図のような形を作って三原色をまず塗り、それぞれの間に両側の色を混ぜた色を塗ってみてください。これで代表的な色相の6色相環が出来ました。二つの絵の具の混ぜ具合で、きだいだいや黄緑や青紫と言った色も出来ますから、色相の数はいくらでも増やせます。  更にこの三つの色を皆混ぜた色を真ん中に塗ってみましょう。どんなきれいな色が出来るかと思いきやで、暗い濁った色が現... ...続きを見る

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2005/11/17 10:17
絵の具をそろえる
 画材屋さんの店頭には色鮮やかに多種多様の絵の具が並べられていて、目移りしてしまいます。同じような赤もいくつもあって、そのどこがどう違うのかもわかりません。いったいどんな色の絵の具をそろえればよいのでしょうか。  もっとも、初心者用には12色くらいの箱入りセットがありますから、それを買ってくれば良いのですが、これも先に言いましたように白と黒だけでも問題があるようです。まずジンクホワイトが入っていたら、チタニュームかパーマネントに換えてもらいましょう。幸いホワイトはみんな同じくらいの値段です... ...続きを見る

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2005/11/10 10:49
いろいろな色について
 いろいろな色の絵の具の話をするに当たって、用語の解説を兼ねて、ここでちょっとごく簡単に色彩についての話をしておきます。  これまでも色相とか明度とか彩度とか言う言葉を使ってきましたがこれらについてです。これらは色の三要素といって、色についてきちんと話しをする場合にはどうしても必要になる言葉です。  例えばアカ色と言っても柿の赤もあればりんごの赤もあり、赤いシクラメンと言っても紫っぽいのやダイダイっぽいのや白っぽいのや黒っぽいのやいろいろな色の花がありまして、一定の赤をきちんと指定する言... ...続きを見る

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2005/11/09 10:00
 白に触れたついでに、黒についても書いておきましょう。  東洋には墨の文化が古来存在してまして、書や墨絵などの、黒一色の美しさを生かした芸術がありました。墨の黒は非常に強く、また濃淡に無限の変化を示す美しい色です。  私も黒と言う色の美しさは多いに認めるところです。しかし昼間の自然の風景などのなかには、この色はめったに存在しない色なのです。ですからこれを自然描写に不用意に使うと、不自然になります。  色に慣れない人はしばしば、色を暗くしたいときに安易に黒を混ぜてしまいます。緑の木陰にも黒を... ...続きを見る

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2005/11/08 09:09
白は後から
 私は高校2年のときにはじめて油絵を描き始めましたが、画面が全体に白っぽく濁ってしまうので困っていたときにたまたまそれを見ていた知人が「水彩は薄く描き始めてだんだん濃くしていくのだが、油絵はその逆で暗く描き始めてだんだん明るくしていくものだと聞いたことがあるよ」と言ってくれました。全く絵心など無い人だったのですがね。  つまり先に書いた「白を何にでも混ぜてしまうため」に起こる失敗を私もやっていたわけです。白は混ぜるつもりが無くても、下に塗ってあれば上から塗る色にも混じりこんで色調をぼやかし... ...続きを見る

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2005/11/03 09:59
ホワイト
 初心者用の油絵の具セットに入っているホワイトは、今ではパーマネントホワイトが主流のようですが少し前まではジンクホワイトが入っていました。ジンクホワイトは亜鉛の酸化物が原料で半透明で着色力の弱いホワイトですから、上から塗っても混ぜても、すっきり白くあるいは明るくなってくれません。そのため初心者の絵が暗ぼったくなる傾向がありました。その上乾燥が遅く、固まってからももろくてひび割れや剥落が出やすいということで使いにくいホワイトなのでした。もし買ったセットのホワイトがこの色でしたら他のものに変えてもら... ...続きを見る

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2005/11/01 09:40
まずは楽しくショッピング
 とにかくまず、必要な用具と材料を手に入れなければ始められません。画材屋さんに行って見ましょう。  初めての方は初めてですといえば、たいていの画材屋さんは相談に乗ってくれて必要なものをそろえてくれるでしょうが、まずは一通りそろった初心者用の油絵セットがあります。中に入っているのは12色か13色の箱入りの油絵の具セットと、ペインティングオイルの小瓶。折り畳みのパレット。それに筆が数本とペインティングナイフかパレットナイフのどちらか一本と油壺。小型の筆洗が含まれているものもある。入れ物の箱は木製か... ...続きを見る

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2005/10/18 18:05
画用油2 乾性油、ワニス類
 前にも書きましたとおり乾性油とは、空気中にさらすと酸素を吸収して固まる油です。蒸発と違いますからそのまま残り、体積も減りません。油絵の具の溶媒として用いられており、水彩絵の具などの糊分と同様に絵の具を固める役割を担っています。おかげで油絵の具は乾いても体積が減りませんしタッチや盛り上げがそのままの形で固まってくれます。解き油としては粘り気があり、気温によって左右されますが乾燥には相当の時間が必要です。  現在一般に使われている乾性油は、リンシードオイル(亜麻仁油)とポピーオイル(芥子実油... ...続きを見る

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2005/10/15 09:59
画用油1ペインティングオイルと揮発性油
 個々の絵の具の解説に入る前に、溶剤としての油について書いておきます。  例えばペインティングオイルと言う解油があって、使いやすい油だから多くの方が使っています。 しかしこれを使うと固まるときに体積が減って、絵の具の表面に細かいしわが出来たりします。なぜならこの油には乾性油等と共に揮発性油が半分くらい入っているのです。  この揮発性油と言うのは、水やアルコールのように蒸発して後に何も残さない油のことです。  一般的に使われているのは、松脂から取った独特の強い芳香を持ったテレピン油と、石油... ...続きを見る

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2005/10/14 09:36
絵の具と言うもの
 今では絵の具はチューブに入っていて、店で売っているものを買ってきて使えばよいのだから簡単でよいのですが、19世紀の半ば近くまでは画家が一々絵の具を作って描かねばならなかったのでした。今でも日本画家は粉の絵の具(岩彩)を膠で溶いて使っています。膠は固形のものを煮て溶かさねばなりませんし、絵の具をムラ無く滑らかにぬれるように溶くにはそれなりに経験をつまねばなりません。  便利になったのはよいけれど、私たちはそのために絵の具や溶剤の性質について知る機会が少なくなってしまったりして、肝心の絵の具... ...続きを見る

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2005/10/12 18:19
油絵の欠点
 水彩などより描きやすいはずの油絵がなぜか嫌われて、折角買った道具がほったらかされて埃をかぶっていることが多いのはどうしてでしょう。 ・においと汚れ  先の項でも挙げたことですが特に解き油がにおう。中でもテレピン油などは相当刺激的なにおいを発します。松脂から精製されていて悪いにおいではないのですが、濃縮された感じで来るので困ります。その代わりのものとして近頃多く使われているペトロールは石油の灯油から精製したものですから、それほど刺激的ではありませんが、それでも多量に使うと結構匂います。一般的... ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 0

2005/10/11 09:16
続・油絵の魅力とは?
・乾いても発色に変わりがない  水彩は乾くと明るくなり彩度も落ちます。アクリルは乾くと少し暗くなるのでそれを計算に入れて描いていかねばなりません。  ところが油絵は原則として明度彩度に変化が無いのです。ただしいわゆる風邪を引くという現象で、乾いたときに表面がつやを失い彩度が落ちることがしばしば起きます。ウルトラマリンと言う鮮やかな青の場合など顕著です。  部分的に起きたりして厄介な症状ですが、完全に固まるのを待って艶出し用(画面保護用)のワニス(ベルニアタブロー)を全面に塗布すれば、塗... ...続きを見る

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2005/10/10 09:27
油絵の魅力とは
・におい? 案外ここに魅力を感じている人って多いのではないですか。美術館やギャラリーに入るとまず迫ってくる独特の油絵のにおいってありますよね。 好きな人も多いのですが嫌いな人もいて、油絵を描くとなると、家族などから文句が出るのもまずこの辺りからではないですか。絵の具と言うよりも油のにおいが結構強いのですよ。油絵を始めるときはにおいの対策も必要です。 ・丈夫で長持ち 水彩画などは美術館でも照明を暗くしたりして保護に苦労していますし、アクリルはまだ歴史が浅すぎてどこまで長持ちするのか確認が出... ...続きを見る

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2005/10/09 09:37
油絵のすすめ1
行きつけの画材屋さんが近頃油絵の具の売り上げが減ってしまったと嘆いていました。無理も無いですよね。アクリルなどの、より安直に使える画材が出回って、その上に準備やあとかたずけが簡単でお金もかからないし、作品の収納にも場所をとらない水彩画がお手軽だと言うことでブームを呼んでいるのですから。でも待ってくださいよ実際やってみればわかりますけど、お手軽のようでいて実は透明水彩ほど難しい技術も無いのではないですか。よほど計画的に筆を運ばないと失敗しますよ。それに比べたら、いくらでも塗りなおしの出来る油絵... ...続きを見る

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2005/10/08 09:08

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